「彼との出会いはSAPがらみですよ」と、奥様が話されます。上杉氏は相当な照れ屋で、結婚のことはおろか、家族のこともなかなか話してくださらない。そこで、家族のことは奥様にお聞きすることにしました。
上杉氏と奥様の出会いは昭和39年、当時県の営農指導課の中にあった教育係にSAPが事務局を置いたことに始まります。営農指導課におられた奥様は、SAPの事務局員として課に入ってきた上杉氏を仕事でいろいろと世話をしたり、また話し合いをしたりしているうちに気持ちが通じ合い、結婚へ至ったのだそうです。
上杉氏は28歳で県議会議員にトップ当選しましたが、その時には1歳の子供が一人と、奥様のおなかの中にもう一人という状況でした。大変な状態でしたが、奥様は立派に政治家の妻としての役割を果たし、上杉氏はそんな奥様を全面的に信頼して家庭のことを全て一任しています。照れ屋な上杉氏は口にこそ出さないけれど、奥様に感謝の気持ちをずっと持ち続けていました。
|