10 日向灘に眠るメタンハイドレートの開発
−科学技術に視点をあてる−
汚染物質を一切出さない、究極のエコカーといわれる「燃料電池自動車」がいよいよ動き出しました。
平成14年12月2日、トヨタ自動車とホンダは、世界初の市販燃料電池自動車5台を中央官庁に納車しました。官邸で行われた納車式で小泉首相は、世界第1号の市販車に大変ご満悦だったと報じられています。また、平成14年暮れ(12/18)には、国内で初めて国内外5社の燃料電池車が東京都で開かれた「電気自動車フォーラム」で、一堂に集められ、展示されました。燃料電池自動車時代は間近です。
私は、もう3年以上も前のことですが、平成12年3月、参院予算委員会の代表質問で、家庭や企業など多様な燃料電池の開発を国会で取り上げ、日向灘など近海に眠る新エネルギー“メタンハイドレート”の開発を提言、総理(小渕)の積極的な答弁を引き出した思い出があります(第147国会)。メタンハイドレートは、燃料電池の一次エネルギーとしても優れているのです。
また、国会で初めてこの間題を取り上げたのが私だったことから、その後、宮崎日日新聞社の取材を受け、燃料電池とメタンハイドレートについての私の提言が新聞にも出ました(平成12年12月28日宮崎日日新聞)。クリックしてご覧ください。
これらの経緯は、私の近著『都市ばかりが日本ではない』に書いてあります(117ページ、190ページ)のでご覧いただきたいと思いますが、そんないきさつがあっただけに、世界第1号の燃料電池自動車が日本で生産され、市販されたことにひとしお喜びを感じております。
ご承知のとおり、日本はエネルギー資源の乏しい国です。技術的にはトヨタやホンダが世界をリードしている燃料電池車ですが、エネルギー開発が遅れてはどうにもなりません。
メタンハイドレートは、新エネルギーとして脚光を浴び始めたものであり、しかも、日本近海に、今日本全体で使われている天然ガスの100年分が眠っているといわれております。
私は、まず日向灘にその開発の舞台を誘致し、新エネルギーの拠点づくり、燃料電池関連産業の立地などに長期的展望を描いております。私の提案する「科学技術立県」構想の一つの側面です。政治理念に掲げた「世界に通じる宮崎」の一構想でもあります。
すでに、国の予算において、平成13年度110億円、平成14年度220億円、平成15年度320億円の調査研究費を予算化しました。
宮崎の名前を世界に発信するためにも、私はメタンハイドレートの開発、関連産業の起業化などに積極的に取り組んでいきたいと思っています。
リニアモーターカーも宮崎が発祥の地です。細島臨海工業地帯に生産工場を誘致することなども科学技術イメージと宮崎を結びつける新しい企業誘致の展望ではありませんか。
地理的遠隔性を気にしないですむIT関連産業を、人為的な災害、危険のない美しい本県の自然の中に誘致することも同じ着想です。恵まれた自然を生かし、世界に通じる科学技術産業の振興を、宮崎の新しいイメージにしたいと思います。
世界の先端技術は、都市の中にあるのではなく、美しい自然の中で育まれているのです。
宮崎は大学が八つあります。地方としては多い方です。大学の知識技術を地域に100%生かすことを考えたいと思います。伝統的な匠の技術も大切にし、地域に生かしたいと思います。
産学官の連携を十分に生かして産業経済の付加価値を高めることに、私は、惜しみない努力を傾注したいと思っています。
雇用の創出も、科学技術関連、先端技術関連の産業という新しい切り口を考えることによって、従来の手法ではどうにもならない厳しい地方の雇用環境の打破を図りたいと考えています。科学技術立県 宮崎の創造です。
メタンハイドレートの開発については、その後の経緯を国会活動・政治活動報告の項に「メタンハイドレートの開発が動き出しました」としてご報告しておりますので、クリックしてご覧になってください。
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