3 明日の元気をくれる動植物たち
(上杉光弘著『都市ばかりが日本ではない』214ページから転載)
「鳥の声や虫の音も、すべて真理を伝える言葉だ。花びらや草の色も、みな道を示す書き物だ。学ぶ人は気持ちを素直に、胸の内を清めて、いちいち心に読み取るとよい」(『菜根譚』洪自誠著)
宮崎の草深い山里で生まれ育ったので、幼いころから動植物を友として親しんで来た。それだけにこの言葉は心に染みる。自宅(宮崎県宮崎市)の庭の実のなる木を目当てに野鳥がくるが、それぞれに特徴がある鳴き声やせわしげな小鳥特有のしぐさが何とも愛らしく、楽しい。犬も飼っているが、今居るのは二歳のジョン&メリーというコリー犬。その賢さと陰日向のない忠実さに感心させられる。松の盆栽づくりも楽しい。毎日の灌水や芽摘み、枝の誘引など、手が掛かるだけにいとおしさが募るのだ。今は郷里の専門家の友人に育ててもらっているが、この松との対面も帰郷の楽しみのひとつ。
荒々しく、どろどろとした政治の世界で仕事をしているので、心を癒やし、ひと時の安らぎを求めているのかも知れない。私は動植物に明日の元気をもらっているのだ。
週末、自宅でのしばしのくつろぎは、なによりの楽しみ
(平成14年夏、宮崎市の自宅で)
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